働きやすい職場を知る
両立しやすい職場とは
働く既婚者の悩みとは
既婚者も未婚者もみな同じと言いたいところですが、家に帰って家事や育児が待っている既婚者とそうでない未婚者ではやはり違います。未婚者は残業や休日出勤の必要が生じた際にもすぐ対応しやすいですが、既婚者でなおかつ子供がいる女性などは、働きたくても未婚者ほど身軽に働くことができず、もし働けたとしても家族や友人などから協力を得なければなりません。そのため、既婚の女性があまりいないような職場では、思うように働けない既婚者のほうが居心地の悪い思いをすることも少なくありません。未婚者の立場になって考えてみると、同じ仕事をしているのに未婚者というだけで負担が多くなることへの不満は十分に理解できます。
これに関して既婚者と未婚者のどちらかが間違っているということではありませんが、置かれている立場や環境が違うといらぬ摩擦を引き起こしかねないのが女性の職場だったりするのです。
摩擦を避けるなら職場選びから
既婚者と未婚者の間に生じる摩擦のようなものを避けたいなら、既婚者にとって働きやすい職場を選ぶということが最も合理的な方法です。既婚者が働きやすい職場なら、結婚や出産の後も女性が働き続けるはずなので、自然と既婚者の割合が多くなっていくものです。一方で、既婚者が働きにくい職場には未婚者ばかりが残っていくので、必然的に既婚者の居心地が悪くなっていきます。では、既婚者にとって働きやすい職場とは一体どのようなものでしょうか。
産休や育休が取れる会社
多くの女性にとって、仕事を続けるか否かのターニングポイントになるのが出産・育児なので、産休や育休を取得している人が多い職場は、既婚者が働きやすい職場のバロメーターになります。ただし、産休や育休制度はあっても取得者があまりいないなら意味がないので、制度の有無よりも取得率で判断したほうが安全です。既婚者が多く働く職場なら、生活における関心事も同じようなことが多いので、立場の違いで摩擦が生じる心配もなく、困った時には快く助け合うことができるでしょう。
シフト制で体力が温存できる仕事
家庭を持っていると、プライベートの予定は自分だけのものではなくなるので、どうしても仕事を休まなければならない用事が多くなりがちです。そんな場合に便利なのがシフト制です。シフト制の会社ならば、あらかじめ決定しているプライベートの予定に合わせて仕事の予定をコントロールできるので、家庭と仕事を両立させやすくなります。また、仕事でエネルギーの全てを消費してしまわないよう、できるだけ体力的な負担の少ない職種を選ぶようにすると、帰宅して家事をするだけの余裕を残すことができるでしょう。